輸入ビジネスに必須!関税・消費税・通関手数料の計算方法

 
こんにちは、よっしーです。
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「関税」というものをご存知でしょうか?

  

子供の頃、社会科の授業で習ったのを覚えている人もいるかもしれませんが、

    

関税とは、簡単に言うと外国から商品を輸入するときにかかる手数料のようなものです。

 

輸入ビジネスを行う際は、この関税に加えて「消費税」そして「通関手数料」というものを支払う必要があります。

   

  

そのため、仕入れの段階で「関税・消費税・通関手数料がどのくらいになるか?」を把握することは重要なポイントです。

   

もしこれらの計算ができなければ、利益がいくら出たかも分からないですしね。

  

   

「なんか難しそう。。。」と思われている方もいるかもしれません。私も最初はそう思っていました。

しかし大丈夫です。おそらく皆さんが思っているほど難しくはないです。

  

   

今回ご説明するポイントを押さえておけば大丈夫ですので、しっかりとご覧になって、頭に入れておくことをおススメします!

 

 

 

動画解説はこちら!

   

    

   

関税とは

  

冒頭でご紹介した通り「輸入時にかかる手数料」のことですね。その関税について、具体的に解説していきます。

 

関税の目的

まず、そもそもなんで関税なんてものが存在するのかというと、一番の目的は国内の商品や産業を守ることにあります。

  

外国には、日本よりも安く買える商品がたくさんありますので、もし関税が無ければ、お客様はみんな輸入品を買うようになり、国内の産業はどんどん衰退してしまいます。

   

そこで、輸入品に一定の手数料を掛けるようにすることで、国内の産業を守るようにしているのです。

 

(ついでに税金も徴収できて、国にとってはラッキー!という感じです。笑)

 

 

関税は税金の一種で、種類や税率などが条約や法律で決められています。無税のものも結構あるのですが、それ以外に関しては必ず払わなくてはいけません。

  

 

 

「個人輸入」と「商業輸入」について

関税には大きく分けて「個人輸入」「商業輸入」の2種類に分かれます。

   

計算方法としては、

   

【個人輸入】 課税対象額 = 商品代金 × 0.6 + 送料

【商業輸入】 課税対象額 = 商品代金 + 送料 + 保険料

   

となります。

こちらに関税率をかけたものが、関税として徴収されます。

  

  

個人輸入の場合は、商品代金の60%“が1万円以下であれば(商品代金が16,666円以下であれば)、課税の対象とはならず免税となります。

(酒やたばこなどは例外)

  

計算式から見てもわかるように、基本的に個人輸入の方が関税は安くなります。

 

  

実際に計算してみましょう。

例)仕入れる商品の、商品代金が5,000円、送料が1000円、保険料が200円、関税率が7%の場合

 

【個人輸入】

課税対象額=5,000×60%+1,000=4,000円 

関税=4,000×7%=280円

  

【商業輸入】

課税対象額=5,000+1,000+200=6,200円

関税=6,200×7%=434円

  

という感じです。

個人輸入の場合、”商品代金の60%”となるため、やはり税額は安くなりますね。

  

  
  

どちらで計算すれば良いのか?

「個人輸入か商業輸入か」は、基本的に税関の方が判断するのですが、ビジネスとして行う以上、商業輸入で計算するようにしましょう。

  

基準が曖昧なので何とも言えないのですが、仕入れ量が少ない場合は個人輸入と判断されるかもしれません。転送会社などを利用して、一度に大量に仕入れる場合は、ほぼ間違いなく商業輸入と判断されます。

   

  

たまに、仕入れた商品が税関に到着した際、税関から「個人輸入ですか?商業輸入ですか?」と電話で聞かれる場合がありますが、

    

嘘はつかず「商業輸入です」と答えるようにしてください。

  

嘘はいつかバレます。もちろん普段の計算も「商業輸入」で計算すること必須です。

  

  

消費税

   

次に、消費税です。

これは、輸入する側の国の消費税率が適用されます(2021年6月現在は10%です)。

  

消費税は、関税の算出方法で説明した「課税対象額+関税」になります。

  

   

通関手数料

 

こちらは輸送・配送業者によって異なります。

  

EMSなどの国際郵便は、パッケージ1つにつき200円かかります。しかし、輸入ビジネスでよく利用するDHLやFedEx、UPSなどは少し異なります。

   

以下に、大手配送業者の手数料を記しておきます(2021年2月現在)。

  

【大手運送会社の通関手数料】

【DHL&FedEx】

「関税+消費税」の合計額が、

5万円未満・・・1000円

5万円以上・・・「関税+消費税」の2%

 

【UPS】

通常は無料。

  

 

UPSも昔は有料だったみたいですが、現在は無料なので、一番良いですね。

しかし配送業者を選ぶときは、通関手数料だけでなく、配送スピードや送料なども考慮するようにしましょう。

 

  

  

仕入れ時の計算は大体で良い

   

実際に仕入れを判断する時は、どのように計算したら良いのかというと

「関税・消費税・通関手数料」の合計で、大体仕入れ値の11%くらいと考えておいていただければ大丈夫です。

  

というのも、仕入れ前に毎回1円単位で細かく計算していては、時間も無くなってしまいます。

     

仕入れ金額の大体11%くらいかかると考えておいて、細かい税額などは後で確認すればよいと思います。

    

    

たとえば、商品代金が30ドル(為替100円/ドル)の商品であれば、

3000円(30ドル×100円)×11%=330円

みたいな感じです。

    

事前にエクセルに計算式などを入れておけば、楽に仕入れ判断ができると思います。ぜひ試していただけたらと思います。

  

   

    

ということで、関税・消費税・通関手数料について解説をしてきました。

  

輸入ビジネスを行うに当たって欠かせないものになってきますので、ぜひ覚えておいていただけたらと思います。

  

  

関税・消費税・通関手数料の支払い方法につきましては以下の記事にまとめていますので、併せてご覧ください!

 

 

  

  

  

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