関税・消費税・通関手数料の支払い方法まとめ!いろんなパターンを覚えておこう!

 
こんにちは、よっしーです。
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輸入ビジネスを行う際、『関税・消費税・通関手数料』の支払いは必須なので、

 

今回の記事を参考に、支払い漏れのないようにしていきましょう! 

 

 

関税・消費税・通関手数料とは?

 

まず、そもそも関税・消費税・通関手数料とは何かということを簡単に説明します。

 

関税とは?

関税とは、外国から商品を輸入する際にかかる手数料のようなものです。

 

別の記事でも少し紹介していますが、

  

外国には、日本よりも安く買える商品がたくさんあって、もし関税が無ければ、お客様はみんな輸入品を買うようになり、国内の産業はどんどん衰退してしまいます。

  

そこで、輸入品に一定の手数料を掛けるようにすることで、国内の産業を守るようにしているのです。その手数料が関税です。

 

無税のものも結構ありますが、基本的に商品を輸入する際は関税がかかると思った方が良いかと思います。

 

 

消費税

関税に加えて、輸入する際に消費税もかかってきます。

  

この消費税は、『輸入する側の国の消費税率』が適用されるので、輸入ビジネスを行う際は、日本の消費税率(2021年4月現在は10%)が適用されます。

 

 

通関手数料

商品を輸入する際に、輸出者が発行する請求書などの書類の確認や、関税・消費税の計算を行ったり、税関に申告する作業を代理で行ってくれるのですが、この作業にかかる手数料のことを『通関手数料』といいます。

 

こちらは、配送業者によって料金が異なってきます。

 

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関税・消費税・通関手数料の支払い方法!

 

そして、気になるのが『関税とかってどうやって支払ったらいいの?』ということですが、

 

いろんなパターンがあるので、順番に説明していきます。

 

 

①海外のAmazon→日本へ商品を直送する場合

この場合は、特に自分で行う作業はありません。

 

というより、海外のAmazonで商品を購入する際に、関税・消費税を自動で計算⇒商品代金と一緒に請求され、Amazonが代わりに税金などを納めてくれます

  

  

例えば、

  

 

こちらはAmazonアメリカの商品ページになるのですが、この商品を10個購入して、日本へ直送するとします。

    

配送先や支払い方法を選択した後、決済画面まで行くと、

    

 

このような画面に変わるのですが、赤枠の部分にご注目ください。

 

(拡大画像⇩)

    

『Items(10)』=商品代金

『Shipping & Handling』=国際送料

赤枠の『Import Fees  Deposit』=関税・消費税の前払い

   

となります。

 

 

つまり、商品の決済画面で、

  

Amazonが関税・消費税等も計算して、商品代金や国際送料と一緒に請求して、代わりに払ってくれるです。

 

そのため、自分で支払う必要は特にありません。

 

 

②転送会社の『ハッピー転送』経由で輸入する場合

こちらも、ハッピー転送が代わりに支払ってくれるため、特に自分でやることはありません。

  

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あなたがやる作業は、ハッピー転送へ、正しい商品代金を申告することのみです。

 

その申告額をもとに、ハッピー転送が立替で関税・消費税を支払ってくれます。

 

そして後日、ハッピー転送から請求が来る、という流れですね。

 

 

もしあなたが申告した額が実際の仕入れ価格と異なる場合は、アンダーバリューになりますので気をつけましょう。

 

ちなみに、配送業者はFedExになります。

 

 

③転送会社『MyUS』経由で仕入れる場合

MyUSで仕入れる場合も、MyUSが税金の前払いシステムを用意していますので、

 

転送依頼をかける際に【Pay Duties & Taxes Now】という箇所をONにすれば転送料と一緒に、関税消費税を立替払いしてくれます。

 

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ちなみに、ここを「OFF」にすると自分で支払うことになりますが、

  

手間がかかりますし、前納だとクレジットカード払いでキャッシュフローも良くなると思うので、

 

個人的には「ON」にして、前払いをしてもらった方がいいと思います。

  

  

③その他

例えば

 

○ebayやネットショップ⇒日本へ直送する場合

○MyUS経由で仕入れ、【Pay Duties & Taxes Now】をOFFにした場合

○直接取引&海外メーカー取引で、日本へ直送する場合

   

などといった場合は、自分で支払う必要があります。

 

 

配送業者によって支払い方法が異なるため、

 

以下の方法を参考にして、支払い漏れのないようにしていきましょう!

 

今回は、輸入ビジネスでよく利用される、以下4つの配送業者についてそれぞれ解説していきます。

 

①EMS(国際郵便)

②DHL

③FedEx

④UPS

 

  

EMS(国際郵便)

EMSの場合は、商品が到着した際に代金引き換えで支払うことになっています。

  

そのため、商品が自宅に届く場合は現金で支払えるように用意しておきましょう。

  

納品代行会社に荷物を送る場合は、納品代行会社さんが代わりに払ってくれると思いますが、その際の事前連絡や事前入金が必要かどうかなどは確認しておき、スムーズに支払いができるようにしておきましょう!

 

 

DHL

DHLは、以前は『代金引換』もしくは『事前にカスタマーサービスへの電話』で支払うことが可能でしたが、

   

2021年3月15日より『事前にカスタマーサービスへの電話』による支払いが廃止になり、新たに『オンラインポータルサイト』というものが導入されました。

   

   

これは、

①輸入通関後に、商品の受取人宛にメールまたはSMSメッセージで連絡

②配信されたメールまたはショートメッセージに記載されたリンクから、オンラインポータルサイトにアクセス

③リンク内でクレジットカード情報などを打ち込み、決済

 

という流れで支払いをすることになります。

 

ちなみに、SMSのメッセージは以下のような感じで来ます。   

 

 

赤枠のメッセージの中のリンクを押すと、支払い画面に変わり、そこから支払いができます。 

 

SMSは怪しい印象を持たれる方もいるかもしれませんが、アドレスが『del.dhl.com/JP/』で始まるものであれば大丈夫です。

 

それでも怖いという方は、こちらのメッセージ(またはメール)は無視しておけば、商品が到着した際に、代金引き換えで支払うことが可能です。

 

どちらでも良いと思いますが、クレジットカードで税金等を支払った方がキャッシュフローも良くなると思いますし、個人的にはオンラインポータルサイト経由での支払いをおススメします!  

 

FedEx

Fedexを利用された場合は、基本的に商品到着後から1週間後くらいに、自宅宛てに請求書が郵送で送られてきます。

 

その郵送物の中に、コンビニ支払いができる『納付書』が入っていたり、請求書に記載されてあるFedExカスタマーサービスの電話番号に電話をかけて、クレジットカード払いにすることもできます。 

 

どちらでもいいかと思いますが、基本的に代金引換はありません。後払いになります。

 

そのため、もしFedExを利用して商品を仕入れた後、1週間くらい経っても『請求書が届かない!』ということがあれば、カスタマーサービスに連絡してみましょう。

 

また、一つ注意点がありまして、その請求書が送られる先は、荷物の送付先と同じになります。 

 

そのため、もし自宅ではなくFBA納品代行業者宛に荷物を送られる場合は、請求書も納品代行業者宛に送られてしまいますので、

 

商品が到着したらすぐにFedExのカスタマーサービスまで連絡して、請求書の発送先を自宅へと変えてもらいましょう。

 

(僕は当初このことを知らずに、私宛ての請求書がバンバン納品代行業者宛に届いてしまい、業者さんに迷惑をかけてしまいました。。。) 

 

UPS

UPSは、基本的に代金引換えでの支払いになるかと思います。

 

もし納品代行会社に荷物を送る場合は、代引きの際に事前連絡や事前入金が必要かどうかを確認しておきましょう。 

 

ということで、『関税・消費税・通関手数料の支払い方法』について解説をしてきました。

 

最初はややこしくて戸惑うかもしれませんが、もし払わないと、税務調査が入って滞納分の関税消費税に加えて、延滞税なども請求される、、といったことにもなりかねません。

 

確実に支払えるように、支払い方法もきっちりと抑えておきましょう!

  

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